7月6日、富山シティフィルハーモニー管弦楽団第36回定期演奏会が無事に盛況のうち終了しました!!
雨が降って足元の悪い中にもかかわらず、本当にたくさんの方々にお越しいただき感激でした! シティフィル創立30周年記念の第1弾演奏会という節目に、長年オーケストラとの共演が夢であったブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏するという幸せ、もう、今もまだ胸がいっぱいです。 留学から帰国した翌年に恩師を介して出会った地元のオーケストラ。 初めは、ガーシュウィンのピアノ協奏曲inFの練習用ソリストとして(本番はピアニストの熊本マリさんが演奏されました)、また吉松隆の交響曲のオーケストラ・ピアノとして参加したのがきっかけでした。 その年の定期演奏会でチャイコフスキーのピアノ協奏曲を共演し、以来この10年間でかれこれ5回目を数えることになりました。 ソロのリサイタルとはまったく違う緊張感のコンチェルト。地元で回を重ねることの難しさを肌で感じつつも、その充実感は何にも代え難く、今回は特に重圧と喜びとが拮抗する中で本番を迎えました。 音楽仲間や愛好家に熱烈な支持者が多いブラームスのピアノ協奏曲第2番。指揮の藤本先生は真摯にこの曲の本質に向き合い、丁寧かつ情熱的なタクトで導いて下さいました。 ホルン、チェロのソロはとても素敵でしたし、オーケストラ全体、本当に素晴らしかったです。 私自身弾いている途中、4楽章で、「もうすぐ終わってしまう・・」という感覚に名残惜しさを覚えずにはいられませんでした。 今はもう寂しくて仕方ありません。 打ち上げで、何人もの団員の方が、「まさかこの曲を演奏する日が来るとは・・・」とおっしゃいましたが、それは私も同じです。そして、自分のこの先の人生で、再びこの曲を演奏できる日が来るのか?と考えると涙が出そうです。 この世に名曲は数多くあるけれど、こんな思いはそう何度もできるわけではないし、地元富山で信頼のおけるオケとの今回の演奏はやはり特別でした。 会場に足を運んでくださった方々、オーケストラの皆様、指揮の藤本先生、名誉団長の土井先生、調律の小畔さん、そして毎回一番近くで私のサンドバックになって頑張ってくれている家族に、心から感謝したいと思います。 シティフィルのメンバーはじめ、富山には熱い音楽魂を持った人々がこんなにたくさんいるということも、今回いろいろな場面で確認しました。 いつも一人で練習室にいると孤独ですが、本当はそうじゃない、音楽でいろんなつながりが広がるという心強さを改めて実感し、明日からの活力にしたいと思います。 まずは美味しいものをたくさん食べてから、また次に向けて頑張ります(^_^)/ ※こちらから当日の演奏をご覧いただけます
by mi-maruyama
| 2013-07-08 11:50
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