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今回はウィーンから南へ電車で4時間、大切なオーストリアの家族がいるケルンテン州ペルチャッハへも行ってきました。
現地でこのご家族と知り合ったのは、かれこれ15,6年前。それ以降、本当の親子のように親しくさせてもらっています。 3年前はウィーンで会いましたが、ペルチャッハの家は主人を紹介しに訪れて以来なので9年ぶり。娘を連れては初めてです。 本当に里帰りしたような懐かしさで胸がいっぱいでした。 美しい湖と豊かな森は、音楽家にとって最も大切な「静寂のとき」を与えていたことでしょう。 私たちが着いた日はちょうど雨。 ブラームスの「雨の歌」が聞こえてきそうですが、なぜか私の頭の中で響いていたのはベルクの7つの初期の歌より愛の賛歌。 薔薇の香りが風と共に吹き込んでくるような、素敵な寝室の窓からの景色にしばらく心を奪われました。 家の中でゆっくり過ごしたこの日は、お父さんがアプフェルシュトゥルーデル(リンゴパイ)を焼いてくれました。 娘はお手伝い、主人はお昼寝、そして私はお母さんとひたすらお喋り・・。 ずっと震災後の日本のことが心配でたまらなかったそうです。メールや電話ではなく、目を見て話すことでしか伝わらない、いろいろな思いがお互いに溢れました。 そして、音で伝えることも。 ベーゼンドルファーの深い響きを試すべく、選んだのはブラームスのop.117。 ***** とはいえ、寒くても天気は良かったので、お父さんの提案でこの日は湖で船に乗ることに。 ペルチャッハは基本的にはリゾート地で、オーストリア国内あるいはドイツからの観光客が多いそうです。 (国際音楽コンクール期間中は様々な国からの音楽家が集まりますが) 日本では有名な観光地ではありませんが、静かで美しい湖に魅せられ、リピーターは多いとのこと。 コンクール参加者でなくとも、音楽に興味のある方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。 お父さんは2003年からペルチャッハの市長さん。
by mi-maruyama
| 2012-09-04 18:25
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