今年はワルシャワのショパンコンクール開催年。
現在開催されていて、先日セミファイナルまで終わりました。 遠く離れた富山にいてもネットでライブ演奏が聴けるなんて、便利な時代になったものです。(なかなかリアルタイムでは見られないので、後からまとめて聴いています) 好みの問題もありますが、え?と思う解釈の演奏家もいて、いろいろ混ざっているのがコンクールの面白いところ。 先程すべてのセミファイナルを聴き終え、ファイナルに進んだピアニストたちの演奏はさすがだと一人納得していました。 ところで、コンテスタントの経歴を見て衝撃。 199○年生まれって・・つい最近生まれた人たちじゃないか!!と思ってしまいます。 それなのに、人生における様々な心の動きや悲しみを説得力をもって表現する演奏家もいるのですから、ため息が出ます。 いえ、以前からわかっていました。作曲家をはじめ、素晴らしい音楽家を見るにつけ、日常においてはともかく、彼らは精神年齢がずば抜けて高いと。 精神年齢=実年齢の私は、この歳になっても彼らから学ぶことばかりです。 このショパンコンクールをはじめ、様々な国際コンクールを審査してきた恩師がいつも仰っていました。 「最近のピアニストは早熟である。数十年前には考えられないほど、技術も音楽性も申し分ないピアニストばかりだ」と。 考えてみれば、古くはパガニーニのヴァイオリン曲やリストのピアノ作品、またはチャイコフスキーのピアノ協奏曲など、作曲当時は難しすぎて弾ける人がいなかった作品も、現代では難なく弾ける人だらけです。 スポーツ競技だって、年々新記録を更新するのが世の常なのを考えれば、演奏家も進化して当然です。若くて素晴らしい才能が次から次へと出てきても不思議ではありません。 ただ、素晴らしいからといって必ずしも評価されるわけではないのが難しいところ。 やはり、ステージに出てきたときから発せられるその人独自の人間性や、さらに演奏以外のいろいろな要因によっても運命は左右されます。 さて、個人的には曲の構成を崩しすぎないで且つ消化不良を起こさないような熱い演奏が好みですが、ファイナルのコンチェルトが楽しみです(^^) ワルシャワまで聴きに行かれている方々がすごくうらやましい!(知り合いの先生方が現地にいらっしゃいます) 皆さんのお土産話を楽しみに待つことにします。 ****************** ↓こちらもよろしくお願いします↓ 丸山美由紀ピアノコンサート2015 ~オール・ショパン・プログラム~ 11月22日(日)14時開演 各プレイガイドにてチケット好評発売中です。 高校生以下は無料整理券が必要です。 お早目にお求めください!
by mi-maruyama
| 2015-10-18 13:30
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