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ビゼー作曲のオペラ「カルメン」のご案内です。
タイトルの通り、富山県オペラ協会発足10周年を記念しての公演。 本当は2020年のとやま舞台芸術祭で準備していたのですがコロナにより延期、昨年もギリギリまで悩んで延期・・・という2度にわたる苦渋の決断を経て、ようやく今年11月、満を持して開催します。 日本語で観ることが出来る「カルメン」。 さらに出演者・スタッフのほとんどが富山ゆかり・または出身者という地産地消にこだわった、富山の文化芸術の総結集。 以下は長くなります。お時間のある方はどうぞご覧ください。 ↓↓↓ 2010年に発足した富山県オペラ協会。 私自身が携わるようになったのは2012年の第2回公演フンパーディンク作曲の「ヘンゼルとグレーテル」(通称「ヘングレ」)からです。 以前ウィーンでヘングレの伴奏をしたことがある、ということから当時副会長だった声楽家の加藤與志子先生からコレペティを引き受けてほしいと頼まれたのがきっかけでした。 (そもそもコレペティとは何ぞや?とよく聞かれるので、以前このような記事を書いたことがあります。ご参考までに… https://mimaruyama.exblog.jp/22488660/ ) ヘングレでは当時まだ小学校低学年の我が子を家に放置するわけにいかず、稽古場に連れていき、ついでに演技付きの子供合唱に参加させてもらい、貴重な経験を親子でさせてもらいました。 ヘングレは富山県民会館で開催。指揮は以前ピアノ協奏曲でご一緒させていただいた坂本和彦先生、演出は私が高校生まで師事していたピアノの恩師、加藤徹先生でした。 第3回は2014年のモーツアルト「魔笛」でした。 この公演は念願のオーバード・ホールにて開催、とにかく規模が一気に大きくなりました。 指揮は坂本和彦先生、演出はバリトンの小栗純一先生。 稽古場の芸術創造センターの休憩所でカップラーメンないしは外食三昧、、、体にいいわけないですね。 自分の体調をしっかり保てるようなスケジュール管理こそが何より大事!と肝に銘じた次第です。 2016年、第4回の公演は日本のオペラ「笠地蔵」でした。 作曲者の松井和彦先生自らがタクトを執り、初演でばあさま役を務めた安念千重子先生がナレーションという豪華な公演。(初演のナレーションは今は亡き女優の市原悦子さんだったそうです) 演出は中村敬一先生。とても厳しいとお聞きしていたけれど、ものすごく紳士的な方でした。 この作品は合唱オペラでもあり、協会専属の合唱団が大活躍でした。 そして、第5回公演は2018年、再びオーバード・ホールにて華やかなオペレッタ「こうもり」でした。 ヨハン・シュトラウスⅡ・ウィーンものということで、音楽も何もかもが大好きなオペレッタ。 指揮は坂本先生、演出は中村先生というゴールデンコンビで、厳しくも愛のある稽古が繰り広げられていきました。 特に、中村先生の歴史や雑学等膨大な知識と人間観察に裏打ちされた的確な指導は、本当に勉強になりました。 ウィーンで勉強したといっても、私ってばたいした教養もなく、今まで一体何していたんだ??と反省することしきり・・・。 それでも満員の客席からキャストが万雷の拍手を受けるのを見ると、ああやって良かった!と涙が出てきます。 普通にピアノだけ弾いていたら、こんな気持ちは味わえなかったし、舞台裏の大変さを身をもって知ることが出来たのは財産だと思います。 そして、今年の「カルメン」。 2020年からのコロナ禍で、密な稽古を余儀なくされるオペラは当然、延期、延期・・・。 ようやく今年出来ることになり、本当に良かったです。 私もそろそろアラフィフとなり、経験則から音楽スタッフと事務局の両立は体力的に不安なので、カルメンのコレペティは大ベテランの金森敏子先生にお任せし、現在広報など事務方に徹しています。 今回こうして、オペラ公演にまつわる私自身の経緯を振り返ってみましたが、やはり地元愛と言いましょうか、Made in 富山でこんな凄い公演が出来るんですよ!ってことを多くの方に知ってもらえたらと思い、長々と綴ってしまいました。 富山にはこれまでも海外からのオペラ団体が多数訪れていますし、他にもオーケストラや個人アーティストなど、富山県は人口に対して一流の演奏会が比較的多い地域だと思います。 その反面、どこか身内に対する謙遜が強いというか、もっともっと文化的な地産地消も積極的にすればいいのに…!という気持ちになることも多いです。 その点このオペラはまさに文化の地産地消。 なので、是非この機会に一度観に来てください。 お問い合わせはこちらから→ http://miyukimaruyama.main.jp/contact/ 是非チケット買ってくださいね!(^_^)/
by mi-maruyama
| 2022-09-23 15:04
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