先日公演させていただいた片山学園中学校の皆さんから、感想文が届きました!
中にはドキッとするような視点からの文章や絵、そして「戦争がなくなるように」と願う内容なども含まれ、当日の子供たちの反応だけでは気づけない繊細さを知ることが出来ました。 また、音楽と美術、数学など他ジャンルとの繋がりにも興味を持ったという意見が多く見られ、ちょっと触れただけの内容もしっかり記憶している子が多いのにはビックリ。 今回、エンタメ要素を極力排して、かなり学習的な内容の公演だったと思いますが、子供たちがこれだけ共鳴し理解を深めてくれたことに一つの確信を得ました。子供の知的好奇心は大人が思っている以上である、と。 ご一緒した彫刻の松田先生にもお送りしたところ、早速生徒さんたちからの質問への回答をいただきました。 以下、私への分とまとめて記します。 長くなりますが、よろしければ是非ご覧ください。 【音楽に関して】 ○(共感覚で音から色や立体が見える話から)逆に立体を見て音を感じることはあるのか? ーー私はないです。もしかしたら作曲をする人はあるのかもしれませんが。 ○どれだけピアノを弾いてきたのか?プロになろうと思ったのはいつからか?なぜ? ーー4歳でお稽古事として始めてから40年以上弾いていますねえ…ピアニストになりたいと思ったのは中3くらいからです。理由は「他のことより得意で好きだったから」です。 ○長い曲を暗譜するコツは? ーー最初に構成をちゃんと把握すること。 ○「展覧会の絵」オケverとピアノverどちらが好きか? ーー断然ピアノバージョンです。(ラヴェル様ごめんなさい) ○グノムの無音の時間には意味はあったりしますか? ーーあります。無音=休符も音楽の一部で、この作品中では緊張感を表す重要な「間」です。 【彫刻に関して】 〇彫刻の作り方にはどんなものが? ーー木、石を彫る(カービングといいます)木や石を目的の形まで彫るタイプ 粘土で作る(モデリングといいます)粘土付の心棒になる木や針金に粘土を付けていき目的の形にしていくタイプ 〇長い間やって飽きることはないか? ーー目的、締め切りがはっきりしている場合は飽きる暇はないです。 〇どういった思いで彫刻を始めたか ーー高校時代油絵から美術の世界に入りましたが、大学に入り彫刻研究室で、粘土で作ってみると油絵より自分には向いている、おもしろいと感じたことから。 〇筋肉痛になることは? ーー粘土で制作する分には筋肉痛はあまりありませんが、木彫で等身大作品を制作した際は1日彫り続け、翌日、体が痛いだけでなく余りの疲れで寝込み、その翌日また彫る、その繰り返しといったことは経験したことはあります。学生時代です。ただし、きっと道具の使い方、体の使い方をよく知らないでむやみに力を入れていたからだろうと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーー ※当日の演奏(全曲)です。欠席などで聴けなかった生徒さんのために限定公開しました。
by mi-maruyama
| 2023-02-05 22:28
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